【05.0801】深刻なアスベスト問題
石綿管の布設がえ早急に
公害 アスベスト (しんぶん「赤旗」日曜版7月17日付 1.6.7面特集)
アスベストの問題がおおきく取り上げられています。
アスベストは、石綿とよばれ建設資材に多用されていますが、上水道管の石綿管の使用も問題になっています。
水道管にも利用されていることから桑名市の石綿管の現状を調べました。
7月現在の状況
旧桑名市地域 4地域 4,600m
旧多度町地域 2箇所
安全な水の提供を・・・石綿管の布設替えを早急に
私は2年ほど前、すでに市当局に石綿管の布設替えをおこなうことを求めていますが、今回、公営企業・水道課に、その後の進捗状況と多度町・長島町それぞれの上水道事務所に確認をしました。
以前、問題を指摘して、さらに、小学校に配管されていないかについて尋ねたところ、当時は在良小学校、城南小学校、七和小学校でした。
在良小学校、城南小学校については、早急に改善されたと報告を受けています。しかし七和小学校周辺と市内に数箇所についてはまだ改善されていません。小学校は、学校給食の関係もあり、早急の改善をはかるべきです。
いま、公害という位置付けでアスベストをとらえるようになっています。市は計画的に布設替えをおこなっていくということですが、早急な対処を求めるものです。
産業廃棄物の処理問題
産業廃棄物の処理が問題となっています。県の処分場の許可量以上に投棄されていたと四日市の処分場の問題があげられていますが、桑名ではかつて(2002年)五反田地内で不法投棄があり、大問題になりました。
五反田地内 引続き浄化がすすめられる費用負担はどうなるのか
生活環境保全に影響を及ぼす恐れがあることから、県の行政代執行による環境修復事業が行われています。
原因者に汚染修復の意思及び見込みがないということです。県は「費用求償」をおこなうとしていますが、返済の見込みがあるのでしょうか。
費用求償に「時効がある」
説明を聞いて「えっ!!」と、驚いたのは、
「時効」があるということです。しかも5年で・・・
三重県に尋ねたところ、国税徴収法にもとづいて回収するということです。
返済の見込みはなさそうです。(資産がなく差し押さえするものがない)
産業廃棄物を不法投棄して生活環境を危機にさらして、修復を図らず、県が行政代執行をせざるをえない情況にし、結局「払えません」ということです。
税金滞納者にはきびしい取立てする一方で国税徴収法にもとづいて返済を求めるといいますが、生活困難で税金を滞納した人には、三重県回収機構が第2の税務署化して、滞納を回収しているという事実に対して、社会的責任ガ求められる産業廃棄物不法投棄の「原因者」に手ぬるさを感じます。そして、やり方のアンバランスさに驚です。