【05.08.12】営利目的で環境破壊
「フェロシルト」が桑名にも埋められていた
「フェロシルト」が桑名にも埋められていた
8月11日に長島町に使用されていた事が県の調査で判明したと、12日に開かれた環境福祉常任委員会で報告があり、市の環境部と石原産業から説明を聞きました。県は来ることが出来ず、詳しいことについて聞く事ができませんでした。
石原産業は、有害な産業廃棄物をリサイクル品として生産し、それを認可した県の責任も重大です。
「フェロシルト」っていったいなに?
1.フェロシルト 合成した粘土シルト上の土壌
2.用途
²建築用 構築用材料 土地造成、盛土、法面材料、遮戚材料に有効
²植物生育材料 園芸用培土 水稲苗用土として使用するとCa,Fa分が生育を旺盛にする
²漁礁材料 セメントにフェロシルトを配合(テトラポットやブロック)
桑名市への搬入量:約2,000〜3,000トン(推計)
搬入時期:2002年春〜夏ごろ
搬入目的:畑の造成及び地盤の嵩上げ
放射線量調査
放射線量:0.06〜0.09(μGy/h)
一般公衆の実効線量当量限度0.14(μGy/H)
土壌調査
六価クロム 測定値 0.23 (mg/L)
環境基準 0.05
河川の水質の調査を県が実施しているとことですが、
結果は8月の末の予定です。
*適切な回収と処理を企業責任でおこなうべき
石原産業は責任をもって回収すると言っていますが、70万トン〔経費100億円以上〕をどういった処理方法で行うのか、いつまで回収できるのかは明らかに表明しませんでした。販売先以外に使用されているところがあるのであとから発覚するという事態になっていることがわかりました。長島町の場合は愛知県に販売した一部と言うのです。このようなケースがこの1件だけとは思えません。明確な調査を求めました。