【07.11.26】「不適切な執行だった」と市長陳謝
市議会の承認得ず 事業着手
桑名市議会全員協議会が開催され、事務手続き上、不適切であった事業等について説明がありました。
・予算議決を認識せず事業の先取り件数多しは問題
予算執行について慎重におこなうべきであり、議会の議決をおこなわず、事業をすすめたことは、重要なあやまちです。緊急対応すべきことや、早期にやりあげて市民の安全確保を進めたいという案件もありますが、必要な手続きを欠いてしまったのでは、結局、事業が遅れてしまうことにもなり、予算執行の重みと責任を果たす自覚、あるいは確実にルールに基づいておこなわれているかチェックできる体制の確立が必要です。土地の選定がうまくいかず、事業が進まないケースがこのところ続いていることから、厳密さも求められます。円滑な事業推進に慎重に取組んでもらいたいと思います。チェック機能の確立と議決を軽視しない体制を整えることを求めました。
・事業内容をすすめていたが、議会に上程したのは９月議会
�� 食生活習慣と健康調査研究事業費
・2007年3月 三重県教育委員会から『児童生徒の生活習慣と健康等に関する実践調査研究事業』の委託/事業計画の提出依頼
・桑名市教育委員会から藤が丘小学校に事業計画の作成依頼
・藤が丘小学校 児童の生活習慣の調査方法を検討
・4月 三重県教育委員会へ桑名市教育委員会から委託事業計画を提出
・5月 藤が丘小学校で児童内科検診の問診標とあわせて調査票を保護者に配付回収集計
・8月 委託計画を文科省が認定 9月市議会に上程
・年次計画を立てて、順次予算化して地域の安心安全に対処すべきです。事業変更するなら事務手続きをして変更するシステムと、変更された事業が確認なしに入札、さらには工事着工にまで進むようなことがないようにチェック体制の確立が望まれます。当局もチェック機能を考えるとこたえました。
�� 多度方面団車庫兼詰所整備事費
2007年3月 ・第4分団整備を当初予算で議決
8月 ・建設予定市有地の境界が不明確 不適地と判断
9月 ・第3分団の整備を地元に打診 了解取り付け
10月 ・総務政策委員会に変更を説明するが不適切が判明
11月 ・総務政策委員会に不手際陳謝 再度説明
�� 防火水槽整備事業費
2007年3月 ・防火水槽を猪飼地内で整備することを議決
5月 ・猪飼地内で整備することを断念
7月 ・戸津地内に整備変更
９月 ・入札 工事請負契約
10月 ・工事着工
・ 工事中断 地下水が出たために工法の検討設計変更を要する
・ 総務政策委員会に説明するが、不適切が判明
11月 ・総務政策委員会に陳謝 再度説明
（この件は、石田正子ニュース133号ですでにお知らせしました。）
・災害対策、復旧をするために緊急性のあるもの早期に対応が図れるように、手続きを踏むべきです。
�� 北別所地内道路災害復旧工事
2007年7月 梅雨線豪雨及台風4号で市道青葉汐見4号線、市道高塚門前線被災
・ シートで覆う
9月 ・災害査定
10月 ・執行伺い 道路新設改良費
・ 入札 契約
11月 ・現地着手
コンクリートの性質や起こりうるという資料を添えて、問題なしと説明するが、本来ひび割れはあるまじきことではないのか？
コンクリートのひび割れ
�� 福島町地内 甚内ポンプ場築造工事
竣工3ヶ月でひび割れ発生 業者の責任で補修をおこなうと説明
土木工事 契約 ６億２２４１万４８００円
建築工事 契約 ２億２０５０万円
当初調査＝１２箇所 詳細調査＝３０箇所
�� 長島浄化槽センター増設工事
総工事費１６億７６００万円のうち４億７６６４万７５００円
最終沈殿地に26箇所 反応層は調査中
・解決を遅らせていることの真の原因は、「同和行政」を終結させていないことにあるのでは？
市有地占拠問題
�� 長島町地内市有地占用
８月 市有地専用が判明
10月 市から相手に建築物の撤去と土地の明渡しを求める
＊今まで対処してこなかった要因は、同和問題に対して忌避意識があったからではないのかと考えます。市は、弁護士と相談してということですが、問題解決には、毅然とした適切な処置をとるべきです。
子どもたちの安全は地域の願いに早く応えて
�� 陽だまりの丘歩道橋設置工事 工法の変更
試掘調査により大きな礫（50mm以上）が確認されたためくい打ち工法の変更が生じたというものです。
橋の補修工事が完了
�� 国道23号（木曽川大橋、揖斐長良大橋）の補修工事（1092箇所）が完了したことが報告されました。
（記事の内容は、全員協議会の資料を参考に作成しました。）