【07.12.12】１２月議会 総括質疑をしました
２００７年 第4回定例議会 総括質
原油高騰でガソリン・灯油などが値上げされ、日用品・食料品も次々と値上げが続いています。そして庶民には絶えられない増税・負担増です。
貧困と格差が広がっています。医療制度の大改悪で新たに後期高齢者医療制度の導入で高齢者の方々は、７５歳以上は生きれらないのか、病気をしたら「死なんとアカン」といったように長寿が喜べない状況や、労働法制の規制緩和で派遣、請負、パート労働が拡大しています。正規で仕事につくことが困難で、働いても、働いても生活費を確保できず、ワーキングプア−、働く貧困層が広がり続けています。
国は、国民の暮らしに大打撃を押し付け、財源がないから、社会保障のためには、消費税の増税しかないかのように言い出していますが、国民負担でなく、安心できる医療や福祉、年金に道を開くべきです。
『大企業、大資産家の減税』『軍事費の無駄づかい』というやり方を改めることです。参議院選挙で自民大敗後、国民の声が政治を動かすという新しいプロセスが始まっています。日本共産党は、新しい政治を目指して国民の声でもっともっと政治を動かしていけるように、みなさんとがんばりたいと思います。
それでは、日本共産党桑名市議会議員団を代表しまして総括質疑をおこないます。
今、自治体の財政問題に注目があり、財源確保が、いかに大切であるかは市民にとって大きな関心ごとです。財政管理運営は重要です。そこで、予算執行（不適切事務処理）についてお伺いします。
（１）予算執行（不適切事務処理）
�� 予算の市議会議決に対する認識を問う
�� 今回の事態（不適切事務処理）に関して原因をどのように検討したか
�� 組織体制の中で予算執行のチェック対策をどのように確立して再発防止をするのか
１１月２６日におこなわれた市議会全員協議会において不適切事務処理について報告がなされましたが、解決策はなんら示されませんでした。
財政の運用を桑名市はどのように扱っているのかが問われることです。
予算計上することは、事業に対して必要とする経費を当てるという単純なことでなく、桑名市が行政の責任でいかなる仕事をするかということです。
その事業をおこなうことに対して市議会で議決するということです。
議決にないことをすすめていくことは何を意味するのか、議会承認に関して�〕住擦了垉腸餤跳茲紡个垢詛Ъ韻鯡笋Α△鮖任い燭ぁ�
今回の事態、それぞれの所管によって事情が異なるにしても、予算の決定がないところで進んだことや入札、そして、工事まで進むということが認識されなかったのか、歯止めになる機関がないのか、実態はそれぞれ任せになっていたからではないのでしょうか。
入札にかける際は、予算議決かどうか厳密にチェックがあってもよいのではないのでしょうか。
今回の入札がかかるに至った盲点は、１０００万円以下の予算であり、書類が整っていればよいということも、内部で進行していった要因ではないのですか。市議会は、予算執行に対してチェックする責務があります。行政は、事務上の不適切があってはならず、原理・原則を欠くことがあってはなりません。
�� 今回の事態（不適切事務処理）に関して原因をどのように検討したか
�� 組織体制の中で予算執行のチェック対策をどのように確立して再発防止をするのかについて伺います。
（２）議案第８７号
平成１９年度桑名市一般会計補正予算（第４号）
１．款３ 民生費 （項）１社会福祉費中
説明２ 三重県後期高齢者医療広域連合負担金１３８９万８千円
�� 保険料の試算はどのようになるか
�� 市民への影響をどのようにみているか
�� 廃止・中止の市民の声をどのように考えているのか
�� 負担軽減対策はあるのか
「後期高齢者医療制度が」来年４月から導入されるにあたり、三重県後期高齢者医療広域連合が設立しましたが、市民の声が反映できにくい仕組みになっています。
（1） 高い保険料を年金から有無を言わさず『天引き』するとともに払えない人からは保険証を取り上げる
（2） 高齢者に差別医療を押し付け、まともな医療を受けさせないという空前の改悪であり『年齢で差別して別建てにする制度は世界に例がない制度』です。
この広域連合議会には、桑名市からは、２名議員として加わっていますが、どのような検討がなされたのか報告がありません。市議会がこのような事態ですから市民の方にとってはさらに、市民とはかけ離れたものになっているのではないのでしょうか。
先般１１月２６日に広域連合議会が開かれたようですが、当局は、どのうに把握されていますか。４点お聞きします。
�� 保険料の試算はどのようになるか 収入に応じての負担がどのようになるか事例をお示しください。
�� 今まで保険には扶養になっていた方から保険者として対象になるのですから、市民への影響をどのようにみているか。
全国でこの制度の見直し、中止、撤回の声があがっています。本紙でも今回請願もあがっていますが、この制度を受け止めがたしの声に対して市として対策を講じる考えはありませんか。
�� 廃止・中止の市民の声をどのように考えているのか。
�� 負担軽減対策はあるのかをお尋ねします。
２．補正予算中
款８ 土木費 （項）５ 都市計画費
目 街路事業費
説明４ 街路整備事業費 （補助）
桑部播磨線（臨時交付金）減 △５千万円
桑部播磨線 （住宅基盤）増 ５千万円
についてお聞きします。
�� 変更理由は
�� 当初の見込みでとしてはどのようであったかお聞きします。
款８ 土木費 （項）５ 都市計画費
目 土地区画整理事業費
説明２ 桑名駅西土地区画整理事業費
換地諸費等業務費減 △３千万円
土地区画整備事業費増 ３千万円
�� 変更理由は
�� 当初の見込みでは取れないのか
事業の進捗状況にあわせて見直しをかけるということですが、今年度でどこまで進めるのかという見通しは計画段階でどのようになっていたのでしょうか。
今回のような ○○費減 ○○増というやり方の補正が前回にもあり土地区画整理事業費はじわじわと予算が拡張されていっているのではないかということが危惧されますが、いかかでしょうか。
（３）議案第８８号
平成１９年度桑名市国民健康保険事業特別会計補正予算（第１号）
�� 歳出款１総務費 （項）１ 総務管理費
説明２ 行政情報化事業費
住民情報システム事業費増 ２６０万４千円
・ 提案説明になかったが、説明すべきでないか
�� 期高齢者医療制度に向けてのシステム変更の内容について
まず、はじめに、今議会での市長からの提案説明の際について指摘したいのですが、
国保会計の補正予算の議案の説明は、次のように説明されました。
「平成１９年度国民健康保険事業特別会計補正予算（第１号）につきましては、人件費や前年度の療養給付費の確定に伴う、所要の整理をいたしました。」と説明されました。ことば尻を取って取り上げているのではありません。先ほども補正予算民生費の中でお聞きしましたが、大きな問題になっている後期高齢者医療制度に伴ってということから派生するのですから通年の補正の説明では、説明不足ではといわざるをえません。所見をお聞きします。
�� 後期高齢者医療制度に向けてのシステム変更の内容について
どのようなシステム変更をおこなうのかお聞きします。
（４）議案９８号
桑名市企業誘致促進条例の一部改正について
� 峪綾泥魯ぅ謄�プラネット２１構想」の成果・課題、廃止によっての影響はどうか
��研究施設でない施設が誘致できることになるのか
�〇綾展�による多極分散型国土形成促進法（多極法）に基づく振興拠点地域構想の廃止に伴って所要の改正ということですが、このハイプラ構想を受けて、何を進めようとしてきたのか、成果・課題、廃止によっての影響はどうかをお聞きします。
企業誘致による問題が全国でも指摘されています。
地元雇用が進むと企業誘致がおこなわれていますが、亀山市でも実際には地元雇用が進んでいない実態や多額の税金投入、周辺整備に市費に投入などの問題があります。
�▲魯ぅ廛藕汁曚妨Φ羯楡澆覆匹亡�待があったようですがこの構想が廃止になることは、そういう枠組みがはずされどのような企業でも誘致できるということになるのか廃止になったことは市条例としては企業誘致がどこまでできるようにするというものかをお聞きします。
（５）議案第９９号
桑名市営住宅管理条例の制定について
�� 今までの条例の羅列になっていないか
�� 市営住宅､改良住宅の管理・運営と入居者選定などを含んで１本化できないのか
�� 暴力団排除に関して市ができる範囲はどこまでか
�� 警察との連携をどのように図ろうとしているか
�� 市営住宅として市の管理を一般住宅と改良住宅を分けずに一本化するべきではないかといってきたのですが、今回条例としては１つの条例として組み入れられていますが、条文を見ていくと今までのものが、順に並んでいるという内容で管理運営は、別立てと解釈します。つまり羅列になっているのではないかということです。その点いかがでしょうか。お聞きします。
�� 一本化すべきことは、入居募集や入居に際した審査がありますが、審査もべつにおこなっている実態を解決しなければならないのではないかという点について伺います。
�� 今回の大きなポイントとして暴力団の排除ということが条例に盛り込まれるのですが暴力団排除に関して市がおこなえる範囲はどこまでの範囲なのかお聞きします。
�� 警察との連携はどのようになるのかとそのことに付随する手続き上のことがあれば伺います。
市営住宅は、市民に安価な家賃で住宅を提供することにより、居住の安定を図ることにあります。安心して生活できる基盤を整備することが何よりも大切であるということから、市がどのようにして責任を果たしていけるのかお聞きします。