【07.12.20】2007年の文字

           「偽」

 2007年を象徴する漢字が発表(12月12日)されました。多くの方が、予想されていたとおり、「偽」でした。昨年の「耐震偽装」から、大企業の「偽装請負」、政治家の「事務所費偽装」、有名食品メーカーや老舗料亭のブランドの「食品の偽装」、防衛省の見積書の「水増し偽装」等々、不正問題、政・官・業問わず国民に対して「偽」の1年でした。
 三重県も赤福をはじめに「食品の偽装」がありました。なんと言っても石原
産業の産業廃棄物をリサイクル品だとした「偽装」は許しがたいものです。
「偽装」の発覚は内部告発によることが多く、「偽」は許さない国民の「正義」が根底にあることを確信しました。
 相次ぐ増税で国民負担が増大された1年でもありました。国民いじめの政治を切り替えていこうと審判をくだした参議院選挙後、新しい政治のプロセスが始まっています。
「偽装」が内部告発などで問題が明らかになったことや、住民要求を実現させるために住民が立ち上がり、地方議会に変化が起こるなど国民が政治を動かしつつあります。
 もうすぐ新しい年を迎えますが、少しでもよくなるようにがんばりたいと思います。「希望」をもって新しい年につないでいきたいと思います。

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