【08.11.02】雇用促進住宅 機構が説明会行なう
納得しがたし住民説明・・・『末永く、安心して住み続けたいね』
雇用促進住宅で住民説明会が行なわれました。
入居者に退去を迫っている能力開発機構は、雇用促進住宅の住民に対して、桑名市内にある住宅(大仲新田、蓮花寺)2箇所で11月2日に説明会を行ないました。
全国で廃止を決めた住宅に於いて来年3月を目途に順次説明会を行なっていく計画になっており、桑名市でも行なわれました。いずれの施設も集会室はあっても住宅内には一同が会する場所がないため、最寄りの地区市民センターを会場にしたようですが、参加者は全員ではありませんでした。
参加された方にお聞きしたところ「話しを聞きに行ける人は、住宅を移れと言われたら何とかできるかもしれないが、ここに来られない人ほど他に移れない人たちではないか。足が悪くて、会場まで行けないのだから」と話してくれました。
そしてこの住宅にも多くの外国人の方が住んでいます。会場への送迎もなく、全員集めて説明をする気があるのか疑いたくなります。在良地区センターの会場の案内は「相良」と誤字でした。ましてや、外国人の方が多数入居されているにもかかわらず、通訳者を同席することもなく、退去の案内通知も日本語であり、これではその意図を告げることもできておらず、入居者の実態をつかんでいないと考えられます。
日本共産党は、この間の取り組みでは、政府交渉を繰り返し行なってきたことや、佐々木憲昭衆議院議員の質問書に対する政府答弁で、平成22年11月末まで期間延長を引き出すことができましたが、その先どうなるのかです。2年間は「あっという間だ」ということから対策会議を開くなどして対策を講じています。
説明を聞かれた住民の方からは、「一定の引越料が出るから出て行く。」という方もありますが、高齢で単身の方には動くすべがないため、不安で眠れないと言うことも出されていますので、誰一人たりとも路頭に迷うことのないように、政府、能力開発機構とも掛け合って行かなくてはなりません。入居者の方を支援するために力を尽くしたいと思っています。