【09.07.12】住民の移動手段の確保を守れ
〜長島町内を走るコミュニティバスの台数減らさないで〜
��161 2009年7月12日
７月からコミュニティバスの運行が変わりました。
長島地域の方から「２台のバスが走行するようになり通勤に利用していたが、今回１台になり使えなくなる」というご意見が寄せられました。
コミュニティバスを長島地域で走らせる検討が進んだときに、福祉バスとして走らせていた経過があり、無料を有料化することに問題があり、旧長島町が取り組んできた福祉が後退することを指摘した事がありますが、合併後の統合が進められる中でコミュニティバスが導入されました。利用が進むようにと２台のバスが活用されてコースが決められていきましたが、利用が思うように進まなかったとして今回、１台の運行に変更されました。
利用者の声は、長島町内を回るだけなので「桑名に出れないか」「市民病院につなげないのか」といったご意見がありました。このことは導入の前に市議会に設置された『公共交通特別委員会』でも出されていました。私は、「路線がいくつもあるなら選択肢があり別ルートにすることができるが、橋はいくつもないのだからその理由はおかしい」と反論しましたが、「伊勢大橋の路線が民間バス会社と重なることで認可されない」とのことで認められませんでした。
今回の変更は、２台でも当時の１台分の利用状況とさほどに変わらないことから、地元との協議の結果、１台にすることになったとのことです。
当初予算をみると台数を減らすことや他のコースに於いても便を減らすことが含まれており、コミュニティバスの予算は、昨年度の当初予算１億１６６２万円が今年度は９８００万円にすでに減額されて組まれていました。
住民の方は、「台数を減らし、便を減らしたら、益々利用しにくくなり、利用者が離れてしまうのではないかと思います。長島町で福祉センターへの利用者が多いということですが、福祉施設の利用を促進するなら以前のように福祉バスの意味合いをはっきりさせ無料にして走らせた方が、利用が高まるのではないか」と話されました。
日本共産党市議団は、多度地域、桑名地域でのバスの運行状況について利用されている方からのご意見もお寄せいただきながら、利用者の実態に即しているか調べていきたいと思います。住民の移動手段の確保にこれからも力を尽くしたいと思います。