【10.04.09】日本年金機構から委託を受けましたと電話が・・・
年金未納者に委託業者から「年金」の督促???
青年から相談がありました。その内容を紹介します。
相談者の自宅にある日、留守電が入りました。その内容は、「日本年金機構から委託を受け、国民年金のご案内をしている『株式会社アイヴィジットです。年金のことでお知らせしたいことがありますので○○○○○にお電話ください。」というものでした。
聞きなれない会社名であり、何なのかわからないということで、市の年金課に尋ねましたら業務委託されている業者であり、電話番号は合致するということでした。
委託業者に尋ねてみると、「連絡したのは年金保険料が未納になっているから」ということでした。
今年1月から日本年金機構になり、年金保険料の滞納者に対し、委託業者が納付を促すことに驚きましたが、「さらに民営化の方向で動いていますから」とさらりと言われたのには本当にびっくりしました。
日本年金機構四日市事務所にも問い合わせてみましたが、「市場化の方向に国はあるので委託事業者を挟んでいくことになる」旨の説明でした。
相談者にその旨を伝えると、「失業中で厚生年金から国民年金に切り替えたところで、失業手当がまだ受けられず、今月手当が出たら払う予定にしていた。委託業者からの督促は、情報が売られた感じがする。金貸し業者からの催促かと思ったので不安でた。」と話されました。
委託事業者についてもう少し調べてみると全国でブロックごとに委託業者が数社あり落札業者がクレジットを扱っている業者名があり、青年がヒャとした感は当たっていると思いました。
社会保険庁が日本年金機構になり、一層民営化路線を走り、収納を高めるためか、民間事業者に委託することになっていたとは認識不足でした。
ましてや市にも知らされていなかったことも後からわかり、市行政の事業には直接ではなくなっているとはいえ、「国民年金」と掲げた窓口がある限り伝わっていないのは疑問です。