活動日誌-活動日誌
【12.01.24】新病院を中心にした臨時議会が行なわれる
公的病院からますます離れていくことで地域医療が守れるか
日本共産党桑名市議団を代表して1月臨時議会に上程されました4議案に対して反対討論を行ないます。
1議案第1号 平成23年度桑名市一般会計補正予算(第5号)
桑名市民病院は、公的病院としてその責任を果たすべきです。
(1)民間病院の買い取りを市費投入しますが、営業権の5億円余の予算の根拠
が不明瞭であり、(2)合併日は明らかであるが、その後の計画のスケジュールははっきりしていません。(3)基本構想・基本計画、策定業務の随意契約は不適切です。今までの調査内容をオープンにして業者選定を行なうべきです。
2議案2号 平成23年度桑名市地方独立行政法人桑名市民病院施設整備等貸付事業特別会計補正予算(第1号)
本来病院会計は議会審議できなくなっていますが、事業推進のための財源確保は、この特別会計を通して病院に貸付けるというものです。議会審議から離れて病院として裁量が図られるとしながらも、財源確保には、「貸付」を受けることになっています。返済計画これからということですが、「貸付」をする限りは返済計画の裏付けをもって確定すべきです。
3.議案第3号 地方独立行政法人桑名市民病院定款の一部を変更することについて
本来独立行政法人化することそのものに問題を指摘してきました。加えて再編統合するための変更は認められません。病院の謝罪地として山本総合病院周辺は、防災上問題があると指摘もあり、再考すべきです。
4.議案第4号 地方独立行政法人桑名市民病院中期目標の一部変更することについて
国の医療政策が貧弱な下で自治体病院の独立行政法人化が進んでいますが、四日市市立病院のように見送る自治体もあります。独立行政法人化することの問題点が指摘されています。
非公務員型であることからたとえば災害発生時に救援に送ることがスムースにいかないこともあります。雇用形態は成果主義の姿勢が明記されています。
公立病院としての役割は失せてしまい、法人理事者の運営が強められ、住民からかけはなれ、住民の方を見ない、財政面だけを重視する採算第一主義の運営に向かっていくことを危惧し、独立行政法人、再編統合に突き進むやり方に同意できません。「公的医療機関としての責務」の文言は残すべきです。
三重大学依存を改め、人材確保は全国に広く求めるべきです。
上程されました4議案はいずれも反対です。
以上で反対討論を終わります。