活動日誌−活動日誌

【12.04.17】『乗って残そう北勢線』 存続対策から1〇年目 

今後も存続させよう!!

 4月16日に桑名市議会において全員協議会が開かれ、三岐鉄道の社長、専務が出席され、9年間の現況と今後の見込みについて説明があり、当初の1〇年後の自主運行を達成できる状況ではないことから、引き続きに財政支援を求められました。
3月29日に行なわれた第4回北勢線対策推進協議会の報告もありました。ここでは、いなべ市は了解、東員町は意見集約のため持ち帰る、ということで、桑名市は、会長の立場から両首長の合意は図るとし、H25度は暫定的に支援を継続することとしたとのことです。
 H26年度以降はどうするかについて等、夏ころを目途に慎重に議論し、合意を図る旨が報告されました。


小さな電車を残す住民の大きな決断

 今から10年前に近鉄が経営改善を図るとして北勢線の廃止を打ち出しました。廃線になってはたちまち沿線住民の足の確保ができなくなることから、PTA,自治会等々を中心に存続の運動が始まりました。
学校関係者の方々、地域の方々が立ちあがり、存続への署名運動が大きく拡がりました。 日本共産党も住民の方々と協働し、存続するために力を尽くしました。
近鉄との交渉に何度も交渉し、三重県にも支援の要請に行きました。国交省にも行き、存続支援を求めてきました。
結果、三岐鉄道が運行を受け、財政支援を沿線市町が行なうことで存続することになり、住民の方々はほっとされました。支援として10年間の55億円余の負担は大きいものですが、鉄道を止めてはならないということで大急ぎでの調整の取り組みが行なわれました。
その期限が迫ってきました。今年は、最終年度を迎えましたが、今後の状況は厳しいようです。
 現在一日当たり約6000人、年間230万人を輸送しています。バスの代替にしたら朝40台余は必要だそうです。自家用車に切り替えることも予想すると、現実、今でも渋滞しているのですから、混乱することになり、避けなければなりません。
 地域の交通、公共交通のあり方を今一度考え、引き続き北勢線の存続を求めて、鉄道で残すことに取り組んでいきたいと思います。

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