活動日誌−活動日誌

【14.12.15】一般質問公約実現めざして

質問の内容

 日本共産党桑名市議団の石田正子です。
この数か月いくら時間があっても足らないくらいあわただしい思いで過ごしました。
市議会議員選挙直後、すぐさま突然の解散総選挙でしたが、市議選でも訴えてきましたが、国の政治にもきっぱりとものが言えること、地方行政が市民生活を第一に守るためにもその力を発揮していくことが大切であると思います。その点では引き続きではありましたが、市民の声が生かされる政治を求めて訴えていくには、チャンスでした。今後も公約実現を目指して頑張ります。
よろしくお願いします。
それでは通告に従いまして併用方式で一般質問を行います。

1合併10年間の推移について
(1)合併10年間の推移について所見を問う
(2)地域審議会の今後のあり方について問う
 1.運営は行うのか
 2.審議等、意見の反映はどのようにするのか
(1)合併が行われて10年が経過し、12月6日には華やかに祝典が開催されました。
この10年間がどうであったかしっかりと検証するべきであることを指摘してきました。その後、10年間の推移が示されました。まず、この推移で示されている内容に関して所見をお聞きします。
(2)地域審議会の今後のあり方についてですが、
新市計画を審議する場として地域審議会が設置され議論されてきました。
すでに地域審議会は今年度で終了することとなっていますが、合併特例債の活用が5年間延長されたという事ですので、それに合わせて延長されることにはならないのですか。
今までは地域審議会の位置づけをどのように位置付けて取り組んでこられたのでしょうか。
地域審議会を設置しないというのであれば、今まで審議してきた場はなくなることになりますか。どのように運営されるのですか。それに代わるものが置かれることになるのか、今後のあり方についてお尋ねします。

再質問
 新市建設計画の第8章   「新市建設計画の推進について」には
住民の意見や提言を積極的に受け入れ、各地域の実情に応じた地域づくりを推進するための仕組みの一つとして、旧市町単位に地域審議会を設置し、本計画の執行状況(内容変更)や基本構想・各種計画の策定・変更について意見を求めます。・・・とあります。
 合併特例債の活用が延長されることになり状況が変わったことによりその対応についてどうするかという点
 財政計画について変更が出されているという事なのですが、計画当初の数値を変更を17年度にさかのぼって変更になり、年延長というなら新規延長分の数値を示すという事にならないのか。地域審議会では、今回示されている変更する数値は示されていなかったようですが、手順としては、十分でなかったのではないのでしょうか。

2子育て支援策について
(1)子ども医療費の病院での窓口無料化の実施を問う
 1.対象者の拡大について
 2.病院窓口での無料化の実施について
(2)小学校普通教室へのエアコン設置について
 1.保護者からの要望への対応は
 2.熱中症対策について
子どもの医療費の無料化、学習環境を整えることは重要な子育て支援策になると思います。
まず医療費の無料化は、昨年9月から多子世帯に限って中学生までを対象にされましたが、同じ中学生が対象とされる子と対象外になる子がいることは、私は問題だと考えます。
まず(1)子ども医療費の病院での窓口無料化の実施についてお伺いします。
1.対象者の拡大について
対象の拡大の検討はされませんか。制度実施の不平等なやり方は改善するべきではないのでしょうか。ご所見をお伺いします。
2.病院窓口での無料化の実施について
病院の窓口での無料化は全国でも進んでいます。東海4県を見ても三重県だけが実施されていません。特に桑名市では、名古屋市からの転入される方もあり実施の遅れを指摘されています。三重県の実施を迫りたいところですが、
市が先駆けて実施して県を動かしたという前例もあります。桑名市の発信を強調されていますが、子育てしやすい街を目指すなら子どもの命と健康を守る要でもある子ども医療費の無料化を病院の窓口で無料化することの実施を強く求めるものです。

再質問
子ども医療費の現在の予算額と全中学生を対象にした場合の経費はどのくらいなると試算されますか。

(2)小学校普通教室へのエアコン設置について
 1.保護者からの要望への対応は
 2.熱中症対策について
(2)小学校普通教室へのエアコン設置について
子どもたちで地域の中で元気にしている姿は頼もしくもあり、私たち大人のほうも元気をもらう感じで子どもたちのエネルギーはすごいなーと思って見ています。
今子供たちを巡っての環境は温暖化が進む中で今までとは違ってきていると思います。とりわけ夏の暑さは格別です。こういう状況の中でエアコンの設置の声が寄せられています。
エアコン設置の話を街頭でしていたら子どもたちは「エアコン」「エアコン」と手を叩いて拍手が起きました。子どもたちも望んでいることだと感じました。
1.保護者の方々や自治会の方からも要望が出されていることも聞いているところですが、そのご要望をどのように受け止めておられますか。お尋ねします。
2.熱中症対策についてもお尋ねしますが、いろいろと対策を講じておられることは承知するところですが、熱中症の対策としても大きく役立つことになると思います。その対策としての位置づけはないのでしょうか。
加えて、水分補給も大切なことだと思います。
家庭から持ってくる水筒では足らないのではないかと思います。すぐにできることは水分補給ができる体制をしっかり取れる対策とらなければならないのではないでしょうか。
体力をつけて子どもたちが健康で健やかに育っていけるよう、環境整備を整えることが望まれているのですからぜひ、具体化されることを望み質問します。

3浸水被害地域の抜本的改善について
(1)調査の実施状況と結果を問う
(2)原因究明と対策を問う
3、浸水地域の抜本的改善についてお尋ねします。
このところの雨の降り方は異常です。集中豪雨による浸水被害が市内のあちこちで見られます。今回の質問では、七和地区寒谷川周辺、在良地区蓮花寺地内についてお聞きします。
大きな災害について心配されていますが、日常の点検・廃水の確保などを丁寧に進めていくことは災害を大きくしないためにも必要ではないのでしょうか。この地域は慢性的にも浸水が起きていことから抜本的な対策を求めます。
1点目
(1) 寒谷川周辺は、川の氾濫というべき状況でありました。
周辺の方がまた水が押し寄せてくるのではないかと不安を感じるのは当然です。災害あとの原因調査と改修はどのように行われたのでしょうか。進捗状況と今後の改修対策をお聞きします。
もう一箇所
蓮花寺地内の浸水の調査の実施状況とその結果はどのように把握されているのでしょうか。
地域周辺には、南方調整池があります。規模としては大きな規模のものですが、地域の方にすると十分に機能しているのかと疑問があります。
なぜならば規模が大きいためか大雨で周囲が浸水していてもさほど水位が上がる様子が見られないことです。調整池の下ところが浸水するのですから、役に立っていないのではないかと思えることは当然ではないかと思います。
この件については機能しているか調査もしていただきました。結果は十分機能しているという事でした。しかし合点がいかないのです。
(2) 調査の結果に基づいて対策はどのようでしたか。原因究明と対策を問う
お伺いします。
  蓮花寺地内はこれまでも道路改修や北勢線の下をくぐって排水管の設置等てこ入れはしていただいていますが、それでも解決していないのが現状です。水の動きやどこから集まってくるのか調査されたのであれば解決策も検討されているのではないかと思います。是非安心安全というなら、しっかりと手立てを取っていただき対策をとってください。いったん水をプールするような対策はとれるのでしょうか。お尋ねします。
しっかりと検討をして抜本的解決の対策をとって対処していただくことを要望します。

質問と答弁

1合併10年間の推移について
(1) 合併10年間の推移について所見を問う
これまでの1市2町の均衡ある発展や行政サービスの格差解消に主眼を置きハード、ソフトの両面で取り組みを進めてきたほか、職員や各種機関等行政組織のスリム化に努めてきた。
一方、社会情勢の変化や財政状況等により、未だに実施に至っていない事業や行政サービスが、縮小・廃止された部分があることは承知している。今後は、平成27年度から始まる新総合計画に基づき、全員参加型の視点でまちづくりをすすめていきたいと考えている。
(2) 地域審議会の今後のあり方を問う
1.運営は行なうのか
地域審議会は、市町村合併という特別な事態に際して、様々な混乱が生ずることが危惧されることや、地域の声が市政に届くようにするため、合併後の一定期間に限り設置されるもの。
少子高齢化の進展に伴って1部の市区町村が、消滅の危機に直面するというショッキングな推計が発表されるなど、今後は、桑名市が「住んでみたいまち」として、選ばれる都市になるため、地域の特色を生かしつつ、桑名市全体でまちづくりを考えていく時期にきている。こうしたことから、地域審議会の設置期間の延長はせず、新しい仕組みの中で地域の課題を考えていきたい。
2.審議等、意見の反映はどのように行うようにするのか
地域の声、市民の声を市政に反映していくことは、市政を運営する上で大変重要である。
現在、市長が自ら各地域に出向いて意見交換を行う「どこでも市長室」「市長カフェ」に加えて、11月には新しい取り組みとして自由参加型で市政の課題について話し合う「市長とどこでもトーク」を開催し、より多くの市民と意見交換をする場つくりに努めている。
さらに今後は、外部有識者等で構成される「総合計画審議会」や、「行政改革推進委員会」などにおいて、桑名市全体で見た施策の優先順位や予算配分の方向性、地域の課題などについて多方面、各地域から専門的な意見をいただきたいと考えている。
1人でも多くの市民と膝を突き合わせて情報収集と意見交換に努めたい。

2、子育て支援策について
(1)子どもの医療費について
 1.対象者の拡大について
  子どもの医療費の情勢制度は少子化対策における重要な施策の一つである。
平成23年10月から小中学生の入院に対する助成を市単独事業で行なっています。
平成24年9月からは、県において県内29市町に対する補助の対象範囲を従前の就学前の子どもの入院と通院へと拡大され、また平成25年9月からは保護者の経済的負担が重い18歳までの子供を3人以上扶養する世帯に限定して市単独事業で中学生の通院にたいする助成を開始している。出生率の低下により子どもの数が減り続けている現状を鑑み、安心して子供を産み育てることができる環境の整備を図るべく、できる限り保護者の方々の経済的負担の軽減につながるとりくみを進めなければならないと考えているが、現時点では、今以上の子ども医療費に対する県の補助制度の拡大が期待できない状況となっています。このような状況下、拡大を進めることは、市単独事業としてさらなる上乗せをすることになり、現行の財政状況を勘案すると、より慎重な対応が必要であるとの認識を持っている。引き続き、あらゆる変化に柔軟かつ弾力に対応しながら、現行の制度の維持に努めてまいりたいと考えている。

 2.病院の窓口での無料化の実施について・
利用者の窓口払いをなくして医療費のすべてを現物給付火するとコンビニ受信が増え医療費が増加すると言われており、さらなる財政負担の増加が懸念される。
また窓口無料化を実施していない市町村との公平性を欠くことにつながり、国民健康保険への国庫負担金が減額されるといった減額調整がされる可能性がある。
現在、県内すべての市町が償還払い方式を採用しており、三重県では、仮に実施するとしても、県下市町一斉で実施し、またその継続性が保たれなければ実施できないものとの考えに立った指導をいただいているところである。
桑名市の財政状況を考慮すると実施に向けては、早急な判断を控え、時間をかけて慎重な検討が必要ではないかと思っている。引き続き、三重県下の市町で構成している三重県福祉医療費助成制度改革検討会において、継続的な協議・検討が行なわれていますので、その動向に注視しつつ、桑名市の財政状況を踏まえて判断してまいりたいと考えております。
【再質問】現在の医療費の予算額はいくらか。 中学生全員を対象に拡大した場合いくら必要か。
平成26年度当初予算額として3億7290万6千円を計上した。
仮に全中学生4500人を対象に事業実施すると4500人から800人差し引きして3700人の医療費助成必要額は、約5330万円と試算され中学生全員を子ども医療費の対象とした場合は、4億2620万6千円が必要という事になる。

2.子育て支援策について
(2)小学校普通教室へのエアコンの設置について
1. 保護者からの要望への対応は
児童の保護者や、地区自治会等の要望やご意見をいただいている。本年度も2件要望が寄せられている。
近年の気象の変化による下記の気温の上昇に伴う児童の教育活動や熱中症等の身体的な影響についてご心配をいただいての要望だった。
教育委員会としては、要望の趣旨や考えをお聞きするともに、同時に現在の子どもたちの様子や、学校現場の対応などについて説明しているところ。
2. 熱中症対策について
1点目、子どもたちの健康状態をしっかりと把握すること。
炎天下で長時間にわたる運動などを避けるとともに、状況に応じて適度に休憩を入れる。また、戸外での活動の際は、帽子を着用するよう指導している。
一方日常の生活習慣の面では、十分な睡眠をとり、栄養バランスを考えた食事をとり体力強化に努められるよう各家庭に協力をお願いする等学校と家庭それぞれで子どもたちの健康状態を把握しながら学校生活を行えるよう把握している。
2点目、教育活動に応じた適切な水分補給。
熱中症の予防は、、適切な水分補給が必要ですので、保護者に対してお茶の入った水筒を持参するよう協力をお願いしている。また激しい運動の後には、いわゆるスポーツドリンク等の効果的な利用を学校に働きかけている。
下記の教育活動に際しては、担任等が活動の内容ごとに子どもたちの健康観察を十分に行い、必要に応じて適切な処置を行うなど細心の注意をはらって熱中症対策に取り組んでいく。
小学校普通教室のエアコン導入には、多額の費用を要することから今後とも、国の制度や他市町の状況も研究していくが、市の財政のこともあるので慎重に対応していきたいと考えている。子どもたちが、安全に学校生活が送れるよう、家庭と一緒になって子どもの健康保持に努めていく。

3.浸水被害地域の抜本的改善について
(1)調査の実施状況を問う
近年、市内各所においてゲリラ豪雨が多発している。
五反田地区において胚性23年7月25日のゲリラ豪雨で時間当たり38mmの降水量があり、款谷川周辺では、多大な浸水被害が発生した。
平成23年度から25年度に流域、現況河川の状況、流下能力の検討、浸水対策について調査を行った。調査結果は、款谷川については、河川断面に支障となる施設の存在と円滑な水の流れを阻害し、水路の法線を確認することができた。蓮花寺地区は、浸水被害が発生しており、平成24年度、25年度に排水区域の4原状、排水の状況を把握するため、排水対策検討調査を行い調査の結果、水の流れとしては、三岐鉄道を横断し、稗田川までにおける全体的な排水能力が不足していることが考える。
南方調整池についても平成24年6月25日から10月8日まで対象区域の降雨量及び水位の調査を行い計画の機能を果たしていることを核ぬインしたところ。

(2)原因究明と対策を問う
寒谷川については、河川断面内における支障物による流れの阻害原因による越水と考えられる。平成24年3月には、流れの阻害になっていた寒谷橋付近の水管橋の移設、12月には、寒谷川に架かる橋梁の撤去及び嵩上の改修工事を実施した。本年度(26年度)は、円滑に流下させるための河川湾曲部の改修工事に着手している。
蓮花寺地区は、住宅地以外である上流部に位置する山林部から多大な雨水流入が考えられ、水の流れにおいて三岐鉄道を横断し、稗田川までの排水能力の不足、排水に時間がかかることが考えられる。蓮花寺地区では平成20年度には、ヤマザキマザック前の三岐鉄道軌道下を横断する暗渠管を施工し、平成21年度にはボックスカルバートによるバイパス管布設を施工した。
現在平成24・25年度に実施した調査結果に基づき調整池の新設案及び水路改修案 を検討している。今後も浸水対策事業を進めていく。

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