活動日誌−活動日誌
【13.06.03】再編計画は公立幼稚園の廃園計画そのもの
「子どもの笑顔と保護者の安心」のテーマにそっているのか疑問
就学前施設再編実施計画(案)の変更について、全員協議会で報告がありました。
この計画案は6月6日に行われる教育委員会の審議を経て計画決定されることになります。
パブリックコメント
今回、この計画に際して実施されたパブリックコメントには、意見者数347人・900項目のご意見があったとのことでした。
実施計画の説明を長島地域で行ったところ、「4歳児で入園した限りは、同じ園で卒園させたい」という保護者からの意見があり、計画実施を1年遅らせるとのことでした。
通園バスの導入、預かり保育の実施について週4日平日に行い、長期休業中は実施しないなどが盛り込まれたようです。
真摯に意見を受け止めて欲しい
キャッチフレーズは「子どもの笑顔と保護者の安心」とありますが、子どもを主体にしたものであるのか疑問です。
公立幼稚園施設整備と認定こども園と2本立てというが、まさに公立幼稚園廃園、認定こども園の設置の計画だと思います。
地域にあった公立幼稚園を年次計画で廃園を進めることであり、ゆくゆくは「認定こども園」にするというものです。
認定こども園は保育システムが打ち出される中で、こどもの生活が主体でなく、保護者の就労時間に合わせて保育時間が設定されることなど契約のありようが直接保護者と園が行うなど行政の責任で保育するという観点がはぶかれていくことなどが検討されていることから、全員協議会において、こども園の良さだけの説明でなく、懸念事項について丁寧な説明がいるのではないかという旨の内容で質問しましたが、教育長職務代理者兼教育部長は「石田議員の考え方とは異にしています」と答弁の前置きをされました。
意見を聞く、詳細の説明を受けるというもとでの全員協議会ではないのか、疑問が残りました。これで真に市民の声、幼児教育・保育関係の方々、実際に現実、幼稚園・保育所に子どもを入園させる保護者の方々の声に対して、真摯に意見が聞けるのか、受け止めているのかと思いました。
次世代を担う子どもたちが笑顔を輝かせることができることへの施策を十分に論議すべきだと思います。