活動日誌−活動日誌
【13.12.25】議員報酬削減 直接請求による追加議案審議
議員報酬削減案に対して質疑と反対討論を行う
議案第112号 桑名市議会議員の議員報酬の特例に関する条例の制定について
(1) 桑名市特別職報酬等審議会の答申の内容は
(2) 今回、審議会を開かなかった理由は
の2点についてお聞きします。
議員報酬等については、条例をもって制定されているものですが、その前には、桑名市特別職報酬等審議会の意見を聞くとしていると思います。今任期中に開催された桑名市特別職報酬等審議会の答申内容をお聞きします。2点目として、市民団体から直接請求が提出されましたが、審議会を開催して意見を聞き、答申を受けるという検討はありませんでしたが、
答申はすでに受けているという判断でしょうか。
その理由をお尋ねします。
公室長から答弁
(1)今任期中には、平成23年2月、平成25年2月に2回、答申をいただいている。
答申では、いずれも経済情勢は厳しく、本市の厳しい財政状況を踏まえ、市長、副市長の給料と同様に議員の報酬についても委員会全会一致で現在の額を据え置いたほうがよいとの内容だった。なお議員報酬額は、平成8年以来据え置きとなっている。
(2)本年2月に答申を頂いていることから今回の「桑名市議会の議員報酬の特例に関する条例の制定」については、条例に定める報酬月額を改正するものではないため審議会への諮問を行うものではないと考えている。
4議員反対討論 、1議員賛成討論
議会開催中に議長である堀良二氏を失いました。
本日は、わが党の先輩議員である、渡辺武司氏の告別式が執り行われました。「議員たるもの、いかに市民に寄り添って活動できるか、しっかり働け」と教わりました。その思いを受けて今後もしっかりと活動をしていきたいと思います。
それでは、日本共産党桑名市議団を代表して、「議案第112号 桑名市議会議員の議員報酬の特例に関する条例制定について」反対討論を行います。
職員給与を削減し、議員自ら痛みを取らないかという事ですが、
削減の本来の要因を説明をせずに、職員給与削減議案に対して賛成したか、しなかったか、議決表明を添付して、「議員も報酬を下げるべきだ」と呼びかけを行ったことは、説明不足です。
今ある市民感情は、確かに公務員バッシングや議会に対しても同様の感情があることは承知するところですが、今回の職員。特別職管理職の給与削減の基になったのは、そもそも、地方交付税が入って来なくなったのでどうするか、という問題に対して、安易に国の言いなりに職員給与を削減したことに問題があったことをはっきりと指摘します。
問題点を明確にせず、表面的なことを取り上げていることは遺憾に思います。
先日、直接請求について陳述が行なわれましたが、財政問題取り上げて、「赤字になっている。だから議員報酬削減」と主張されました。
財政赤字の諸悪の根源に議員報酬が支出されているという事なのでしょうか。議会に対して感情的な表現で指摘をされましたが、いささか冷静を欠いていたのではないかという場面も見受けられました。
議員も痛みを分かち合うのが筋→気持ちはわからないわけではありませんが、理屈は不明確です。
国が一方的に削減した地方交付税分を国の言う通り職員給与削減で対応する、という議案であり、まずこれを適切に判断するべきだったというのが私の意見です。
あの議案の本質は、国の言う通りにするのか、ということだったのです。
これを否決するということは、わがまちのことは自分たちで考えるということです。その上で、議案の審議とは別に、地方交付税削減分をどう賄うかの議論をすればよいことです。
市民感情としては、職員給与を削減した議員の報酬がそのままであるということについて理解いただけないという理屈の通らない職員給与削減をするからそういうことになるのです。本来はそこで安易な削減をせずに踏みとどまるべきでした。
しかし、職員給与削減は可決されてしまいました。そこに加えて根拠不十分なまま議員報酬削減をするというのは二重の間違いです。
ならば、今後も財政的に困難な場面に直面したときは、市民理解が得られないと決めつけて、基金取り崩しや市民生活に影響が出るような事業見直しはしない、そして 職員人件費・議員報酬を下げて賄うしかないということでしょうか?
理不尽に給与を削減された職員にしたら議員報酬を下げてもらったところで何の足しにもなりません。
市民だって、一般財源不足を給与費削減だけで賄うお陰で市民サービスは今まで通り守られるという経緯が伝わっていない以上、その痛みに対するありがたみも何もあったものではありません。
以上の理由でこの議案には同意できないものとします。