活動日誌−活動日誌

【13.07.08】桑名広域清掃事業組合議会

桑名広域清掃事業組合議会・臨時議会・勉強会

 議案は行政区の改選に伴って副議長の選出と監査委員の選任が行われました。
その後、今後のごみの処理について、議員学習会が行われました。

今後のごみ処理をどうするか 結論を今秋までに

 RDF化ごみ処理施設は平成32年度末で終了することから、ごみ処理のあり方が検討され、調査・報告書として平成25年3月にまとめられました。
 このままRDF化を継続するか、新たなごみの処理方法を検討して新施設を建設するかを決めていかなくてはならないのです。
各市町のごみ処理計画をどのように立案していくにもかかることです。
桑名広域清掃事業組合として新事業を考えると来年度予算の算定にもかかることから、今秋までに決定していかないと間に合わないという事も報告され、桑名市においてはごみ処理について計画をどうするのか検討が急がれることになります。


構成は2市2町 ⇒ 1市2町に いなべ市離脱

 桑名広域清掃事業組合は、いなべ市(旧員弁町)・桑名市・東員町・木曽岬町の2市2町で構成されていますが、いなべ市は、合併前に員弁町が加入していたため全市が同じごみ処理をしていない状況が続いていたことから、あとの旧3町で構成する『あじさいセンター』の改修に伴い、全市統一してごみ処理に当たるとして、離脱する方向性を示しています。よって今後は、1市2町で構成していくことにするかどうかという検討も必要です。


どのような処理方法を取るか、

 説明では新エネルギーを活用する事業には補助が出るとのことから、焼却方式、バイオマス発電を視野に検討したいという意向も出されました。

RDF化発電事業を推進した三重県に問題あり

 三重県企業庁はRDF発電の終了を表明したことにより、ごみ処理のあり方が検討されてきましたが、導入に当たってはごり押し的に進められてきました。

三重県のごみ処理計画に翻弄させられた
「夢のRDF化ごみ発電」の破たん

 日本共産党は、ごみの固形燃料RDF化発電については、安全性の面からも危険であることから、導入については、するべきではない立場でした。しかしながら強引にも導入され、しかも県下のごみ処理が広域化することになり、三重県の北部にある桑名広域の場所に発電施設が建設されたため、和歌山県境からRDF化されたごみが搬入される結果となりました。稼働直後から発熱するなど危険な状況があり、安全性に疑いがある中、稼働され、平成15年には、大事故が発生し、消火にあたった消防士が殉職することになる大惨事を引き起こしました。その後も稼働すべきではないという指摘をしたにもかかわらず、再稼働しました。結局は、発電単価は予想通りには伸びず、採算が取れないことから事業終了を表明したのです。
安全性にも事欠き、『夢の発電』と言い切っての導入で市町を取り込み、結局は終了するとはあまりにも無謀な政策です。政策は破たんそのものではないのでしょうか。かかわった市町は、負担料が増加しても応じなくてはならず、今後施設の維持費もかかります。負担増になり、次の施設の建設費などがかかることにもなります。
 三重県は登らせておいた梯子を外すようなものです。引き続きごみ処理をするための施設がいるのですから、撤退するなら補償を市町にすべきではないのでしょうか。
 桑名市にしてもRDF化を継続するのか、新たにごみ処理施設をつくるのか、どんな処理の仕方を選ぶのか、いづれにしても検討が急がれます。私は、この問題をすでに 桑名市議会(H22年第3回定例会)で市に対して質問をしていますが、いまだ具体的検討にはなっていません。

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