活動日誌−活動日誌
【15.01.15】石田正子ニュース295号を作成
2014年12月議会報告
石田正子ニュース295号を作成
第4回定例市議会での 石田正子の一般質問から
(石田正子ニュース294号の続編です。)
1 合併10年間の推移について
【質問】合併10年間の推移について所見を問う
【答弁】これまでの1市2町の均衡ある発展や行政サービスの格差解消に主眼を置きハード、ソフトの両面で取り組み、職員や各種機関等行政組織のスリム化に努めてきた。今後は、平成27年度から始まる新総合計画に基づき、全員参加型の視点でまちづくりをすすめていきたい。
【質問】地域審議会の今後のあり方を問う
【答弁】地域審議会の設置期間の延長はせず、新しい仕組みの中で地域の課題を考えていきたい。現在、市長が自ら各地域に出向いて意見交換を行う「どこでも市長室」「市長とどこでもトーク」を開催し、市民と意見交換をする場つくりに努めている。さらに今後は、外部有識者等で構成される「総合計画審議会」や、「行政改革推進委員会」などを考えている。
合併後10年間の期間で合併後の地域の均衡を図るよう地域審議会が設けられていました。その財源として合併特例債が活用できるという事でしたが、5年間引き続き活用できるという事で期間が延長されました。その検討が今度は、地域審議会では行なわれないという事です。
今までと同様に議論する場がいるのではないかという意見が寄せられてい
ますが、今後は総合計画審議会や行政改革推進委員会などで検討されるという答弁でした。
2 子育て支援策について
【質問】子ども医療費について
(1)対象者の拡大について
【答弁】現時点では、今以上の子ども医療費に対する県の補助制度の拡大が期待できない状況。現行の財政状況を勘案すると、より慎重な対応が必要。
【質問】(2)病院の窓口での無料化の実施について・
【答弁】現在、県内すべての市町が償還払い方式を採用しており、三重県では、仮に実施するとしても、県下市町一斉で実施し、またその継続性が保たれなければ実施できない。
【再質問】現在の医療費の予算額はいくらか。中学生全員を対象に拡大した場合いくら必要か。
【答弁】平成26年度当初予算額として3億7290万6千円を計上した。
中学生全員を子ども医療費の対象とした場合、4億2620万6千円が必要という事になる。
子どもの医療費は、一部の中学生しか対象になっていません。
現在実施されているのは、18歳未満の3人以上子どものいる家庭の中学生まで
が対象となっています。
同じ中学生において対象外があるような制度に矛盾を感じます。
中学生までを対象にするなら、全員が対象でなければおかしいのではないでし
ょうか。
実施するのにかかる経費は、一般会計の予算額に対して1%相当です。
子育て支援を強調するなら、平等性を欠くような実施は改めるべきではないか
と思います。
病院の窓口での無料化も求めましたが、三重県での実施がないことやコンビニ受診が増えるなどを理由に実施できない旨の答弁でした。
しかし、全国を見ると35の都府県で実施されています。東海4県では、三重県だけが実施していないのです。なぜ、できないのでしょうか。
窓口での無料化を求める声は広がっています。是非とも実現させましょう。
【質問】小学校普通教室へのエアコン設置について
【答弁】小学校普通教室のエアコン導入には多額の費用を要することから国の制度や他市町の状況も研究していくが、市の財政のこともあるので慎重に対応していきたいと考えている。子どもたちが安全に学校生活が送れるよう、家庭と一緒になって子どもの健康保持に努めていく。
最近は、夏の気温が高い状況が続いており、コンクリートの建物では、通気も
悪く、活動時間中の熱中症も心配されています。
保護者の方も心配されて要望も上がっているようです。学習環境を整える上でも
必要ではないのでしょうか。この件に関しても「財源がない」という答弁でした。
他の自治体でも市民の方から要望が上がり、議会で質問もされています。計画的
に実施の検討をするなど、気温の実態、状況の把握を調査するなど、前向きな対
応をする動きがあります。
3 浸水被害地域の抜本的改善について
【質問】五反田地区・蓮花寺地区の調査の実施と対策を問う
【答弁】原因究明と対策を問う
五反田地区、寒谷川については、河川断面内における支障物による流れの阻害原因による越水と考えられる。平成24年3月には、流れの阻害になっていた寒谷橋付近の水管橋の移設、12月には、寒谷川に架かる橋梁の撤去及び嵩上の改修工事を実施した。本年度(26年度)は、円滑に流下させるための河川湾曲部の改修工事に着手している。
蓮花寺地区は、住宅地以外である上流部に位置する山林部から多大な雨水流入が考えられ、水の流れにおいて三岐鉄道を横断し、稗田川までの排水能力の不足、排水に時間がかかることが考えられる。
蓮花寺地区では平成20年度には、三岐鉄道軌道下を横断する暗渠管を施工し、平成21年度にはボックスカルバートによるバイパス管布設を施工した。現在平成24・25年度に実施した調査結果に基づき調整池の新設案及び水路改修案を検討している。今後も浸水対策事業を進めていく。
日頃の対策が防災・減災になるのでは
五反田地区では、河川の改修が行われ、流れを改善する工事が始められていますが、抜本的な改修になるのか経過を見守りたいと思います。
蓮花寺地区では、調査の結果、水の集中が判明したようです。その対処をどうするか具体的対応策が必要です。なんとしても早期に対策の手立てを進めることを求めるものです。同地区では、宅地開発がさらに進められる計画があり、周辺地域に浸水のないように円滑に排水が行われるのか注視しなければなりません。